教育実習が目前です

私の学校には、実際に現場で活躍する先生も通っています。
今日はその先生と、少しだけお話することができました。


そのお方の模擬授業は、何故か自然と私の耳に入ってきます。
まあプロなので、上手いのは流石というか当然ですよね…。
コツを聞いてみると、それは授業の導入部分にありました。


そのお方の授業は、いつも素っ頓狂な所から入ります。
例えば、二人ペアで行った家庭科の模擬授業では、突然先生のコントが始まりました。
「先生、昨日雨の中キャンプファイアー行ったんよ」という言葉で始まり、その話題が発展します。
生徒役の私達も、思わず(何が始まったんだ?)と見とれてしまいます。
結局その話は最終的に『電気の発電の仕方』へと繋がっていきました。

子供に「静かにしろ」で静かになる訳がない。
「寝るな」と言っても眠い子は寝てしまう。
それより、先生が話で「なんだ?何が始まるんだ?」と引き付けてしまうのが一番早い。

と、その方は言います。
小学生が集中して話を聞けるのは、せいぜい15分。
その時間をどう上手く使うかが、教師の腕の見せ所みたいですね。


今日はそのお方の授業で中也の『汚れちまった悲しみに』をやりました。
汚れちまった悲しみに(中原中也)--偉人の名言集とその出典
私も大好きな詩人です。
ちなみに、導入は「皆さん、好きな人いますか?」といった言葉から入っていきました。
中原中也の人生は、小学生には説明し辛い内容ですけどね…。


そういえば、中原中也トライアングラーですね…(・∀・