読んだ

ハイドラ

ハイドラ

雑誌モデルやカメラマン、それにバンドマンの彼まで登場した時は、ついつい
(なんだこれ、ケータイ小説かよ)
と思った。
しかし、最後まで読むと、それよりは深いというか痛い話だった。

この作品は、おそらく男性と女性で評価が分かれ、女性の方が受けが良いのでは。
男性である私の場合、早希は自分に置き換える事が出来ず、松木は性格に共感できず、新崎は遠くの存在にしか見えなかった。
『星へ落ちる』も読んだが、この作品も同じように、なんというか、フワフワとした場所にドロドロとしたものが、女性的な見方で描かれている。

という訳で、簡単にいうとヤンデレの話です。
会話文が多く、厚さも137ページしかない為、サラッと読めます。